ガチャマン シーズン3

第3話 ダム計画

ここは赤見食堂。アホ博士も一緒、、

「闘わずに消え去る青い魚と黒い魚のUMAか。」

「そうなんです。何かが変です。」

するとそこに正義おじさんが慌てて入ってきた。

「たいへんなことになってる。知っているか?」

「どうしたんですか?いったい。」

「実は、、一宮にダムが出来るんだ。」

「え〜!!どこに?どこにそんなもの作るんですか?」

「どこにじゃなくて一宮市にだ。一宮市全部がダムの中に沈むんだ。」

「ちょっと、ちょっと待ってください。おかしいじゃないですか?

じゃあ、なんでダムに沈む町に空港を作るんですか?」

「空港は空港、ダムはダムで事業の部署が違い。計画はそれぞれ無関係に進んでいるらしい。空港が完成した翌年にダムは完成らしい。」

「そんなバカな!大体なんのためにダム作るんですか?」

「水害対策だ。」

「ダム自体が水害でしょ!そんなムダです。」

「そもそもダムの語源はムダだからダムって名前なんじゃ。」

「本当ですか?」

「うん、まあ、その、、」

「いちいち嘘つくのは止めてください。」

「どうやら水害対策は表向きで、実は本当の理由があると思うんだ。」

「本当の理由?」

「空港をダムで沈めれば、完成した空港も沈む。すると新しい空港を作る理由がまた出来るだろ?」

「はぁ?」

「そして新しい空港が出来たら町をまたダムを作って沈めて、するとまた新しい空港を作る理由が出来て、次の町に空港が出来てまたダムを作り町ごと沈める。」

「日本中に空港が次々と出来て、そして全部ダムに沈んで、最後には日本全部がダムに?」

「そういうことだ。日本は全て水中に沈没するだろう。」

「そんなバカな。」

「とんでもないことが一宮から始まるようだ。」

なんだか大変なことになりそうです。どうなる一宮?どうなる日本?

そんなとき赤見食堂の電話が鳴った。

「え?未確認生物UMAの出現?ハイ、ガチャマン出動します。」

「柚木君出動だ。」

「またですか?」

また闘わない未確認生物UMA出現か?

エンギ屋プライズ号で駆けつけると そこには緑色の
UMAが、

「緑亀のUMA?」

そしてガチャマンに体当たりしてきた。

避けるガチャマン。

いつものように振り返るとUMAは消えていた。

「やっぱり。」

またしても闘わずして消えたUMA。いったいどうなっているのだろう。


ガチャマン シーズン3
第4話へつづく

最終更新日:2011/02/06