ガチャマン シーズン3

第6話 スカイシャーク

赤見食堂に帰ると、お店は臨時休業していた。

「野菜が取れなくなってきているのでお店を開くことができないんだ。おじさん落ち込んでいるだろうな〜。」

するとお店の中から賑やかな笑い声が、あのアホおやじ3人組の笑い声だ。

「なにしてるんだ!あの3人。」

ドアを開けると3人が遊んでいた。なにやら小さな動物と遊んでいるらしい。

「柚木君帰ってきたか?」

「なんなんですかそれ?」

「あのね。コドモドラゴンが卵を拾ってきて、それがふ化したら中からかわいいのが3匹出てきたんだ。」

「それツチノコじゃないですか?」

「いや、ツチノコのミチュア版でツチノマゴじゃ。」

「ツチノマゴ?」

「そうツチノマゴ。かわいいじゃろ?」

「はあ?」

「日本古来の由緒正しい未確認生物だ。すばらしい。」

「遊んでる場合ですか!」

そんな時、食堂の電話が鳴った。

「なに?新しい飛行機が空港予定地に着陸した。え?なにそれ。」

電話を切ると博士は話し始めた。

「本物の二酸化炭素排出量ゼロの飛行機ができたらしい。」

「そんなエコでクリーンな飛行機があるんですね。」

「エコ飛行機減税と補助金対象になるそうだ。」

「よかったじゃないですか。」

「よくない!代わりに強力な一酸化炭素をまき散らすらしい。」

「そんなバカな!」

「野菜だけでなく、一宮の生物全てを全滅させる気だぞ奴ら。」

一宮全滅の日が近づこうとしていた。

そんな時、食堂の電話が鳴った。

「柚木君出動だ。サメが飛んどるらしい。まあ何でもありだな最近。」

おじさんの軽トラに送ってもらうと、

そこには本物の二酸化炭素排出量ゼロ飛行機、そしてその上空を空飛ぶサメたち。町中のBSEマーク付きエンギ屋プライズに体当たりして破壊を繰り返しているようだ。

「チュパザメか?」

「いや、そいつはスカイシャークだ。」と博士からの無線。

「スカイシャーク?」

「ファミレスじゃないぞ!」

「わかっとるわ!」

「未確認エセ環境保護生物だ。そいつは外来種とはいえん。おまえに向かってくるぞ!」

「望むところです。」

ガチャマンに変身し、手っぽうを撃つ。いっせいにスカイシャークがガチャマンに向かってきた。

「逃げろ!絶対に勝てん!」

ガチャマンに総攻撃をかけるスカイシャーク達


ガチャマンの身体を切り裂いていく。


倒れ落ちるガチャマン。

戦いに敗れたガチャマンは立ち上がることが出来るのだろうか?

第7話へつづく

最終更新日:2011/02/06